サッカー観戦記

2005年12月10日 入れ替え戦 第2戦/柏レイソル VS ヴァンフォーレ甲府/日立柏
主審:岡田 正義/天候:晴/気温:13.8℃/入場者数:12013人
S木さんとは代々木上原駅で合流し、そこから更に1時間電車に揺られ、行って来ました日立柏総合グラウンド。
前に行ったホームゲームは国立での試合だったので、柏まで行くのは初めてです。
で、試合のある日はスタジアムまで臨時バスが出るって言うから、安心してあんまりしっかりチェックしないでいたら、駅を出た所でさっそく迷いました。
柏駅前は結構広い。味スタ行きのバスが出る狛江駅と同じ感覚でいたのは間違いでした。狛江駅って急行停まらないような駅だもんな。
仕方なく、本日分のチケットは売り切れです。の看板を掲げたお姉さんを捕まえて、バス乗り場を教えて貰う。
が、行って見たら『本日臨時バスの運行はありません』の張り紙が……
降りる駅すらわからないので、再度お姉さんの元へ戻って、乗るバスと停留所を聞きました。準備悪過ぎ。お姉さんも臨時バスが出ないのを知らなかったので、更に他のスタッフを巻き込んで、スタジアムまでの道が載ってるインフォペーパーを貰いました(苦笑)

試合開始1時間以上前に入りましたが、さすがにホーム側自由席は熱心なサポさんでいっぱいです。チラッと耳にした話では、夜中から並んでた人もいたらしい。
ま、今日は仕方ないよね〜 と、アウェイ側に用意された柏応援用の席に場所を取りました。
数メートル左には、甲府の熱心なサポさんの一群がいます。
試合内容が悪くて、隣の甲府サポさん達と揉めたりしないといいな〜 と、始まる前からそんな不安が少々(^^;
後、この場所じゃさすがに立って歌って飛び跳ねての応援が出来ないだろうってのも、ちょっと残念だなーとか。
グッズ見たり、御飯食べたり、放送聞いたりしながら、試合開始までの時間を待ちます。
天気が良くてまだ日陰にもなってなかったので、この時期にしてはあまり寒くなかったのが嬉しかったです。
そうこうしてるうちに選手の練習が始まり、甲府の選手紹介時には、なんとチームのマスコットキャラクターがとんでもない煽り行為連発
うん、多少話には聞いてた。レイ君(マスコットの名前)は相手チームを煽るって。
でも、実際に自分の目で見たら、信じられない思いでいっぱいになったよ。
日立柏スタジアムが小さくて目の前にレイ君が見えたってのと、アウェイ側のゴール裏に居たせいもあって、余計に目に付いたのかもしれないけど。
子供だって来てるんだから、観戦マナーは守ってね。みたいな注意を促す放送が入ってたけど、オフィシャル側はレイ君のアレは子供に見せても恥ずかしくない行為だって思ってるってことなの?
私には、選手に向かってヤジを飛ばしたり罵声を浴びせたりする行為と、なんら変わらなく思えるよ。
なお、柏側の選手紹介ですが、監督の名前にブーイング沸いてて、それが凄く印象的でした。

さすがに崖っぷちの柏ですから、今日はいい試合を見せてくれるんだろうな〜
という期待は、開始10分であっさり萎みました。
入れ替え戦第1戦で1点負けてるわけですから、もともと、2点差で勝たなきゃ勝ったとは言えない試合です。
そこに追加点ってことは、この後3点入れても引き分けってことですよ。
まぁ、まだ開始10分ですから、この後点を取ればいいんですけど。ただ、そんな時間にあっさり点を許してしまった事が不安なわけで。
しかも今日の主審はまた岡田さんだったりするわけで。
大丈夫かよ柏ーと思いつつも見守る中、前半27分にはなんとPKで追加点を与えてしまいました……orz
気持ちは既に、J2降格でもいいから、せめてこの試合を引き分けに! という感じに(苦笑)
点取ってよ柏ー!
って時に、今日はスタメンだった矢野君がフランサと交代。
別に目だって悪い動きしてたとは思わないんだけど……
むしろ、あの高身長はまだつかえるんじゃないの? とも思ったんだけど。
矢野君にはちょっと思い入れがあるので、こんな時間にあっさり下げられて残念でした。
そして更に選手の荒れたプレイが目だって来た頃、前半終了。
もしかして今日も退場者出るんじゃないの〜 なんて言いながら、トイレの長打列から戻ってきたら、後半開始直後に退場者出てた……
見てなかったので、何をやってイエロー食らったのかはわかりません。
その後、なんとか最初のゴールを叩きこんで、ホッとしたのも束の間。
1分後にはまた得点されてしまい、更に23・24分と立て続けに2失点した挙句、42分にもう一点返すものの、やっぱり1分後に入れ返され、終わって見れば2-6の大敗です。

試合を見てて一番感じたのは、「子供の試合みたいだ」でした。
ボールしか見てなくて、皆がワーってボールに向かっちゃうイメージ。選手重なりまくってましたよ。
しかも、味方にボールが渡った時に足を止めてしまう。
動かないから、ボールも出しようがなく、結果、ドリブル突破を試みて失敗。
というケースを何度も見ました。
守備面でも、やっぱりまわりを見れてない感じで、前線にはバレーくらいしか残ってないのに、ポーンと放られたロングパスがそのまま通ってしまう。
普通だったら、オフサイドで防げるはずの物が、ゴールされてしまう。
確かに後半開始直後にDFが一人抜けたのは痛かったかもしれないけど、永田君は最近怪我から復帰して来た選手だから、ずっとDFラインを統率してきた人が退場してしまったってわけでもなく、彼が一人抜けただけでここまでボロボロになるなんてことはないはずなんだ。
選手達にやる気がなかった。とまでは思わない。(負け確実の展開でやる気が削がれてるハズの分を考慮してですが)
ただ、柏に所属している個々の選手が、甲府ってチームと戦ってる風に見えてしょうがなかった。
本当に、パスが通らない。という以前に、パスが出せない。
こりゃ勝てないよ。
というか、このままだったら、絶対1年であがってこれるとは思えない。
そんな内容の試合でした。
なお、主審の意味不明ジャッジとか、線審の怪しげな判定に、しっかり見とけよ! なシーンも多々ありましたが、そんなのなくても今日の柏は負けてた。
たとえ、退場者が居なくても、今日の柏は勝てなかった。
と確信できる負けっぷりに、なんていうか、審判に対する不満は少なかったです(苦笑)

危惧した甲府サポとの揉め事は、バックスタンド応援だったサポさんが、後半終了近くなってからゴール裏に流れ込んできて、スタッフに向かって「何入れてんだよ! チケット違うだろ!」とか、サポに向かって「屈んで通れよ!」とかって怒声が一部から飛んだ程度で終わりました。
「いいよいいよ、通してやれよ!」って怒鳴り返す人とかもいて、そういう人が居てくれたことに少しだけホッとしたりも。
試合終了後の選手挨拶は、やっぱりバックスタンド→ゴール裏→メインスタンド だけでした。
アウェイゴル裏にもはっきりと柏用の応援席が出来てるんだからこっちにも来てくれるかと思ってたんだけどな〜
ブーイングを浴びて頭を下げる回数が1回増えるだけで、それを評価するサポさんはいっぱいいると思うんだけど。ついでに言うなら、監督は挨拶する気がないなら、このとき一緒に頭下げに来ちゃえば良かったと思う。何もないより、ちょっとは印象がいい。
一通り、甲府の昇格騒ぎが終わった後、ようやく、会長挨拶。
頭下げて、1年で戻ります! 宣言をしたわけですが、スタンドからは「監督出せよ!」の声がいくつか飛んでました。
私達がスタジアムを後にする時も、ゴル裏サポさんを中心に、まだまだ沢山の人たちが残ってましたよ。
そりゃ、こんな結果で、対応がアレだけじゃ、帰るに帰れないって人も多いだろう。

柏駅前の飲み屋で軽くお茶(?)して、甲府の昇格を祝い、今日の柏のダメップリを愚痴り、GKの南の活躍を褒めたり、来期の柏に想いを馳せたり、なんだかんだで帰宅したのは21時過ぎでした。
南にはぜひ来期も柏を守ってもらいたいが、やはり望みは薄いだろうか……